何だか最近不調を感じることが多い、とにかく不安ばかり続いている、そんな悩みを抱えている人はいませんか?
この長く続く不安感は、自律神経による影響が大きいです。
なぜ不安に感じることが多いのか、具体的な症状や原因、対処法について解説します。
目次
不安感ばかり続くときの原因や症状は?
急に不安な思いに駆られたり、体調のことが心配になったり、人それぞれ不安に感じる瞬間は多いものです。
しかしあまりに長く続くようなら、原因が潜んでいると思って良いでしょう。
ここでは、不安感が続く理由や具体的な症状について見ていきます。
自律神経失調症の可能性アリ
不安な気持ちばかりで毎日が辛い、悪いことばかり考えてしまうといった悪循環に陥っているとき、自律神経失調症である可能性が高いです。
誰にでも起こり得る不調の一つで、その原因も人によって異なります。
自律神経は脳の視床下部でコントロールされており、不安やストレスを感じることで影響を受ける箇所でもあります。
一時的な緊張や不安によって汗をかいたりドキドキするといった状態を感じることは多いですが、ずっとストレスがかかった状態になっていると視床下部には負担がかかってしまいます。
視床下部がうまく機能しなくなることで、自律神経にも乱れが生じるというわけです。
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできなくなり、不安な気持ちが長く続いたり動悸がするといった症状を感じるようになります。
こんな症状を感じたら、自律神経が乱れている証拠
自律神経の乱れは私たちの健康状態を左右するため、できるだけ日頃から整えていきたいです。そこで、早めに気づいて対処できるよう、自律神経失調症に関する症状をご紹介します。
- 漠然とした不安に悩まされる
- 頭痛がする
- 身体でしびれや痛みを感じることがある
- 手足が震える
- めまいがする
- 首や肩がこっている
- 乗り物に酔う
- 寝つきが悪く、疲れがなかなか取れない
- のどが詰まっているような感じがする
- 吐き気がする
- イライラする
- やる気が出ず、集中力が続かない
- 下痢や便秘を繰り返している
- 身体が熱くなったり冷たくなったりする
日常生活で感じる不調がたくさんあり、現代の人の多くが当てはまる部分でもあるでしょう。
ストレス社会とも呼ばれ、職場や学校、家庭内、人間関係など様々な環境のなかで私たちは過ごしています。
知らないうちにストレスや不安が蓄積されていき体調不良を起こすこともあるので、まずは当てはまる症状がないか確認してみましょう。
自律神経のバランスを整えて不安感を取り除こう
自律神経のバランスが崩れると、本当に様々な不調が現れます。
これらの不調と向き合いつつ症状を改善していくためには、日頃の生活ではどんなことに気をつければ良いのでしょうか?
オンとオフの切り替えをしっかりしよう
自律神経のバランスを整えていくため、オンとオフの切り替えをしっかり行なうことが大切です。
仕事をしているときは業務に集中する、プライベートの時間は仕事や嫌なことを忘れて楽しい時間を過ごすと割り切ってみましょう。
趣味ややりたいことなどを見つけておくと、自分だけの時間が楽しみになりリフレッシュできます。
リフレッシュできるとその後の仕事などもスムーズにいくようになるため、良いリズムが整います。
運動をするのも効果的
日頃運動不足という人も多いかと思いますが、適度な運動も自律神経を整えていくために有効です。
神経伝達物質であるセロトニンは、副交感神経の働きを強めるためリラックス効果が期待できます。
セロトニンをしっかり増やしておけば、マイナス思考に陥るのを防ぐことができ、毎日を楽しめるようになるのです。
このセロトニンを増やすのにおすすめなのが、運動です。
なかでもリズミカルな運動が良いため、ジョギングやウォーキングなどがおすすめです。
外の空気を吸って景色を楽しみながらできるというメリットもあるため、ぜひ運動を取り入れてみましょう。
ぬるめのお風呂に浸かろう
お風呂の温度にはいろいろな説がありますが、自律神経を整えるためには40℃がおすすめです。
この40℃くらいのお湯が、副交感神経の働きを活性化させるため心身ともにリラックスできます。
ぬるめのお湯ならしばらくの間入っていられるので、30分程度半身浴してみましょう。
身体が内側から温まってくるのを実感でき、質の良い睡眠にも導いてくれます。
一日の疲れを取り除くためにも、ゆっくり湯船に浸かってみましょう。
ビタミン類を積極的に摂取しよう
栄養バランスの取れた食事を食べるのが理想的であるなか、毎日完璧にこなすのは難しいものです。
きちんとしなければいけないという思いから、また新たなストレスを溜めてしまうこともあります。
そんなときは、ビタミン類を摂取できるように心がけるだけでも良いです。
ビタミンAやビタミンEにも自律神経を整える作用がありますし、普段からビタミンCをしっかり摂取しておくことで抵抗力を強めることができストレスに対処できます。
最近はビタミン類を効率よく摂取できるサプリメントも登場しているので、無理なく続けられる方法でビタミンを摂取してみましょう。
普段の姿勢を見直そう
姿勢と自律神経にどんな関係が?と思われがちですが、実は密接に関係しています。
前かがみの猫背の姿勢は呼吸を妨げるため、自律神経に影響を及ぼすのです。
胸を張るような姿勢を心がけ腹式呼吸を意識するだけでも、心身のリズムが整うようになります。
デスクワークやスマホを操作する時間が長い人は、ぜひ姿勢も意識してみてください。
エステサロンでリラックスできる時間も作ってみよう
毎日の生活から徐々に不調を感じるようになり、不安感も募るばかり・・・そんな日々を過ごしている人は自律神経失調症を患っている可能性が高いです。
原因を特定することが難しく、日々の生活習慣やストレスによる影響が大きいとされています。
少しずつ生活を改善していきながら、ときにはエステサロンでの施術も受けてみましょう。
身体の力を抜いて、リラックスした状態で受けられるメニューがたくさんあります。
自分へのご褒美として、月に数回エステに通う時間を作るのもおすすめです。
自分自身を労わり、毎日健康的に過ごせるようになりたいですね。