季節によって太りやすい、痩せやすいという話はよく耳にします。
そのなかでも美味しいものがたくさんある秋は、太りやすい季節と言われています。
秋は過ごしやすい季節なので、秋太りにならないように規則正しい生活も送りたいものですね。
そこで、秋太りの原因と夏からできる予防法についてご紹介しましょう。
目次
秋太りが起きる原因とは?
秋太り状態になってしまう原因は、一体何なのでしょうか?
秋太り対策を行う前に、まずは原因を知っておきましょう。
- 涼しくなるとお腹が減る
- 動物的本能から食欲が湧いてくる
- 夏バテ状態から秋太りへ
- 露出が減るから油断してしまう
涼しくなるとお腹が減る
私たちの体は、秋になり涼しさを感じると夏よりもお腹が減りやすくなります。
涼しさを感じるようになると、私たちの体は体温を維持しようとしてエネルギーが必要になります。
夏からの疲れが関係して、糖質を溜め込みがちになるのです。
さらに、秋の涼しさを感じる中で副交感神経が活発に働くようになり、食欲が自然と出てきます。
このような仕組みから、秋はお腹が減るので食べ過ぎてしまう傾向にあります。
動物的本能から食欲が湧いてくる
秋は気候から食欲がアップするというだけでなく、動物的本能も関係して、ついついいろんなものを食べてしまいがちになります。
冬眠に備えて食べ物をたくさん食べる動物たちと同じように、人間においても動物的本能が働いているのです。
夏バテ状態から秋太りへ
夏、あまりの暑さに食欲が低下し、冷たいものばかり摂取していたという人もいると思います。
夏バテは栄養失調状態になっている証拠であり、秋になると不足しているエネルギーを一気に吸収して蓄えようとします。
特に、夏はビタミンやミネラルが不足しやすい季節です。
これらは新しい細胞を生成するのに欠かせない栄養素なのですが、夏に不足し秋にいきなり摂取することで、脂肪が代謝されないまま体内に蓄積されていくという悪循環に陥ってしまいます。
このような夏の体の状態が、秋太りに直結するのです。
露出が減るから油断してしまう
秋になるとひんやり感じる日も徐々に増えてくることから、服装は長袖やタイツ、眺めのパンツといったように寒さを感じないスタイルに変えていきます。
すると肌の露出は減っていき、見られることが少なくなることから油断しがちになります。
肌の露出が減ると体のラインも気にならなくなり、いつしか自分の体型を放置してしまいやすくなります。
夏のうちからできる秋太り対策
秋太りになってしまう原因には、夏の過ごし方から秋ならではの気候といった点も影響しています。
過ごしやすくなると感じる反面、体の中は変化しており、服装が変わっていくことからつい油断をしてしまいます。
そこで、秋太りの悩みを抱えずに済むように、夏のうちからできる秋太り対策を実践してみましょう。
- 夏もビタミンやミネラルをしっかり摂取しよう
- 冷えを取り除いて代謝アップを図ろう
- 食事は1日3食バランスよく
- 簡単に続けられる運動を夏のうちに始めておこう
夏もビタミンやミネラルをしっかり摂取しよう
夏バテ状態が続くと、体内のビタミンやミネラルは不足してしまいます。
そこで、体が暑さで疲れてしまい食欲が沸かないというときにも、ビタミンやミネラルは意識して摂取してみましょう。
ビタミンやミネラルを効率よく美味しく摂取する方法は、果物を食べることです。
夏に美味しい果物にはすいかや桃、オレンジなどの柑橘類、キウイなどが挙げられます。
夏が旬のものもあれば、一年を通してスーパーで手に入るものなど、今では身近な果物ばかりです。
そのような果物にはビタミンとミネラルが豊富に含まれているので、毎食後のデザートや間食に食べるだけで栄養補給ができます。
体の熱を冷ます役割があるすいかは、特に夏に美味しく感じられる果物でしょう。
さっぱりとした後味も、夏にぴったりです。
冷えを取り除いて代謝アップを図ろう
「冷えは万病の元」と言われているほど、私たちの体に悪影響を及ぼします。
夏は冷房のきいた部屋で過ごすことも多く、知らないうちに体は冷えています。
この冷え対策をしっかり行なうことで代謝も上がって行き、秋になっても太りにくい体をキープできるのです。
冷え対策として夏のうちから実践したいことに、
- 湯船に浸かること
- 根菜類など体を温める食材をしっかり食べること
- 飲み物は常温かホットにする
- 鉄分を補給する
などといった方法が挙げられます。
冷えを感じない体を夏のうちに作っておくと、その後秋を迎えても太ったかもと焦ることはなくなります。
食事は1日3食バランスよく
夏、暑さからものを食べにくく感じてしまいます。
冷たい麺類ばかり、朝食は抜きにすることが多いなど人によって食生活が乱れていることがあるでしょう。
夏にこのような生活を続けていると、秋になってドカ食いをしてしまったり、急にカロリーの高いものを食べてしまったりといった事態を招きます。
夏の乱れた食生活のまま秋も同じように過ごしていると、体はどんどん太りやすくなります。
そこで、食事は1日3食バランスよく食べるようにしましょう。
朝食をしっかり食べて、夕飯を早めに済ませておくと食べ過ぎを予防でき、秋太り対策ができます。
秋に快適に過ごせるように、夏のうちに食生活を見直しておきましょう。
簡単に続けられる運動を夏のうちに始めておこう
夏、暑い屋外で運動をするのは命の危険を伴うので避けるべきですが、涼しい室内でできる運動を始めておくと、秋にもそのまま継続することができます。
ヨガや縄跳び、ストレッチなど毎日続けられそうな簡単運動を、夏のうちに始めておきましょう。
そうすると、秋になる頃には体が慣れてきて活発に動かせるようになり、秋太りで悩むことなく楽しく過ごせるでしょう。
秋を過ごすために夏を乗り切りましょう
秋太りで悩む前に、夏のうちに実践できる秋太り対策を念入りに行なってみましょう。
夏の過ごし方で、秋の体調は左右されます。
涼しく過ごしやすい秋をより充実させるために、夏を元気に乗り切りましょう。
特に、体を冷やさない生活を心がけながら、適度な運動や栄養バランスの取れた食事などさまざまな点から秋太り対策を始めましょう。
秋はどうしても脂肪を蓄えやすい季節になるので、運動を取り入れたり食事量をコントロールするなどして太らない生活を送ってみましょう。