自律神経

自律神経を整える正しい「呼吸法」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

私たちの身体は、日々の生活リズムや年齢、周りの環境などに応じて体調不良を感じることがあります。
日常生活でいろいろと気をつけているのに疲れがすっきり取れない、情緒不安定になることがあるなど、一人ひとり抱えている不調も異なるでしょう。
これらの不調は自律神経が関係していることが多く、自律神経を整えることで改善できる場合があります。
ここでは自律神経を整えるため、正しい呼吸法を意識してみましょう。

呼吸法で自律神経が整った女性

自律神経と呼吸の関係

身体で感じることのあるストレスやちょっとした不調、自律神経が関係している可能性が高いです。
生活リズムや身体の状態によって自律神経は乱れやすくなり、ますます不調を感じるという悪循環に陥ってしまいます。
このように私たちの身体のリズムに深く関わっている自律神経は、実は呼吸とも関係していると考えられています。
普段何気なくしている呼吸が、自律神経の状態を左右する存在になっているのです。
自律神経は、自分の意思でコントロールできるものではありません。
意識ではコントロールできないものとされているため、ここで有効なのが呼吸です。
呼吸を意識することで自律神経の調節が可能になり、自律神経のバランスを整えることができます。
緊張してドキドキしているときは浅い呼吸になりやすいです。
交感神経が優位に働いているサインであり、副交感神経とのバランスを保っていくことが大切です。
呼吸が浅くなっている、気分がすぐれないと感じるときこそ呼吸に注目してみるのがおすすめです。

自律神経を整えるため、呼吸を意識してみよう

深く呼吸をする女性

自律神経を整えるためにぜひ実践したい呼吸、普段あまり意識することがないとは思いますが、疲れなどを感じたときこそ気をつけてみましょう。
さっそく、自律神経を整えるための呼吸法についてご紹介します。

ポイントは腹式呼吸

自律神経を整える際に注目したいのが、腹式呼吸です。
腹式呼吸はリラックス作用のある副交感神経の働きを優位にするため、心身ともに落ち着かせることができます。
息を吸いながらお腹を膨らませ、息を吐きながらお腹をへこませるのが腹式呼吸です。
実際にやってみると、普段の呼吸とは違い、意識して行なう深呼吸に近いものであることがわかります。
腹式呼吸の正しいやり方は、以下を参考にしてください。

腹式呼吸のやり方

  1. 腹式呼吸をする女性
  2. 背筋を伸ばして、胸は軽く開いておく。
  3. 鼻から息をゆっくりと吐いていき、お腹の中を空っぽにするようなイメージでおへそが凹むまで息を吐ききる。
  4. 凹ませた状態のお腹を今度は緩め、鼻から息を吸う。ちょっとずつお腹の中に空気を送り込むようなイメージ。お腹が膨らんでいくのを確認できる程度に。
  5. そのままゆっくりと息を吐き、お腹の中にある空気を出し切るようにする。

ここまでをゆっくり行なってみましょう。
深い呼吸で、気持ちが落ち着いてくるでしょう。
腹式呼吸をマスターして、思い出したときに行なうだけでも自律神経を整えることができますよ。

いつでもすぐできる30秒呼吸もやってみよう

腹式呼吸に慣れるまでは時間がかかりそう、ちょっとしたときにいつでもすぐできる呼吸法があればいいのに・・・という人におすすめなのが「30秒呼吸」です。
自宅でリラックスしているとき、布団に横になっているときなどに実践できる呼吸法なのでおすすめです。

30秒呼吸のやり方

  1. 30秒呼吸をし自律神経を整える女性
  2. 仰向けになり、鼻から15秒かけて息を吸う。
  3. 続いて、同じく15秒かけて息を吐く。
  4. 30秒で1呼吸とし、これを30回繰り返す。

夜ぐっすり眠りたいとき、身体が疲れているとき、ストレスが溜まっているときなどにぴったりの呼吸法です。
そのまま眠ってしまっても大丈夫なので、夜電気を消して布団に入ったあとにするのが良いでしょう。

クンバカ呼吸法

クンバカ呼吸法というヨガで用いられる方法も、自律神経を整える際におすすめです。
息を吸って止めてから吐くというのが基本の流れであるクンバカ呼吸法、自律神経だけでなく腸の状態も整えることができるため健康を維持する際に重要となります。
幸せホルモンであるセロトニンを分泌するよう促すこともできるので、イライラや不安、疲れなどから解消されるでしょう。
クンバカ呼吸法をマスターして気持ちを落ち着かせ、毎日元気よく過ごせるようにしたいですね。クンバカ呼吸法のやり方は、以下をご覧ください。

クンバカ呼吸法のやり方

  1. 楽な姿勢で座り、骨盤を立てて座るようにする。(骨盤の中心部分から頭までを1本の糸で引っ張られているような感じ)背筋を伸ばし肩の力を抜き、手は楽な位置に置いておく。
  2. 最初に、鼻から息を吐ききる。
  3. 1~5までカウントしながら、鼻からゆっくりと息を吐いていく。横隔膜が下がるくらいの深い呼吸を意識するのがポイント。お尻の穴はキュッと引き締めるようなイメージで。
  4. 続いて5秒間息を止め、全身に空気で行き渡るようなイメージでリラックスする。
  5. 1~5までカウントしながら、鼻からゆっくりと息を吐く。お尻やお腹のあたりの緊張をほぐしていく。

ここまでを1呼吸とし、何度か繰り返しましょう。
気持ちが落ち着くだけでなく、身体のなかからすっきりした気分にもなれます。
夜リラックスしているときや自宅でのんびり過ごしているときなどに、ぜひ実践してみてください。

リラックスするためにはエステも有効

エステでリラックスする女性

呼吸を意識するだけで自律神経を整えることができ、毎日健康的に過ごせるようになります。
アクティブに過ごすため、ときには自分をいたわってあげる日も作ってみましょう。
そんなときにおすすめなのが、エステです。
様々なメニューのなかから自分にぴったりのものを選び、至福のときを過ごしてみましょう。
素敵で癒される空間のなか、ゆったりと身体を伸ばし身を任せることができます。
お気に入りのエステサロンを見つけ、通ってみましょう。

呼吸を意識するだけで自律神経を整えられる!毎日の生活で呼吸法を取り入れてみよう

呼吸法一つで自律神経を整えることができ、心身に感じている不調を軽減できます。
毎日疲れが取れない、イライラすることも多くストレスが溜まっているように感じる、そんなふうに感じている人は、リラックスしながら呼吸法を意識してみましょう。
やり方を押さえてこまめに行なうことで、身体の力を抜きリラックスできるようになります。
健康的に過ごすため、呼吸法にもこだわりながら過ごしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。