春といえば別れと出会いの季節です。
新しい環境に慣れていかないといけない時期でもあり、気持ちの面でも体の面でも消耗をするとき。
その分体も疲労を抱えがちになります。
新しい環境や人間関係の中、お酒を飲む機会も増えることでしょう。
お酒の飲みすぎで体の疲れが取れないという時には、自律神経との関係を考えてみてください。
お酒の飲みすぎと自律神経にはどのような関係があるのか、ご紹介します。
目次
お酒の飲みすぎが自律神経に与える影響とは?
お酒を飲む機会が増える季節である春は、つい飲みすぎてしまい翌日に二日酔いというパターンを経験している人も多いですよね。
適度に楽しむお酒は体にも良いとされていますが、勢いで飲んでしまい飲みすぎになると体には悪影響となります。
実は、このお酒の飲みすぎは、自律神経にも悪影響を及ぼすのです。
アルコールを摂取すると気分が良くなり楽しい気持ちになりますが、一方で体には負担がかかっています。
アルコールは自律神経の中枢を麻痺させるため、脳をはじめとした全身に疲労を溜めることになってしまいます。
アルコールが肝臓で分解されるときに体に害となる活性酸素が発生し、お酒を飲めば飲むほど疲労が蓄積されていくという悪循環に陥ってしまうのです。
適度なお酒が緊張やストレスを和らげてくれるのに対し、飲みすぎは自律神経のバランスを乱すことになります。
交感神経と副交感神経がそれぞれバランスよく機能している状態が、自律神経の働きとしては望ましい状態です。
しかし、お酒の飲みすぎると自律神経のバランスが崩れ、体に疲労を感じるようになるのです。
自律神経改善のために食べ物を見直そう!
お酒を飲みすぎてしまった時には水分補給や味噌汁を飲むとが良い、と言いまますよね。同じく、食べ物にも注目してください。
たとえば、お酒を飲みすぎてしまったとき、ダイエットの強い味方にもなってくれる鶏ムネ肉がおすすめなのです。
鶏ムネ肉には自律神経の中枢神経細胞において、抗酸化力を発揮する成分(イミダペプチド)が含まれています。
その鶏ムネ肉を積極的に食べることで、体が感じている疲労をより早く取り除くことができる、というわけです。
鶏ムネ肉は昼間にたくさん発生してしまう活性酸素にも対抗してくれるので、体の機能が回復し、お酒によるダメージから立ち直ることができるのです。
また、鶏ムネ肉はさまざまな料理ジャンルにおいて活用できる食材です。
日頃から鶏ムネ肉を常備しておくと、お酒を飲みすぎてしまった時にも食べることができます。
飲酒によって自律神経のバランスが崩れてしまった場合は、鶏ムネ肉を摂取して元に戻していきましょう。
自律神経を整えるためには毎日の生活が大事
お酒の飲みすぎによって自律神経に乱れが生じ、体調不良を抱えてしまう……これは多くの人が経験することです。
そこで、自律神経のバランスを整えるために日頃から生活習慣に気をつけておくことも大切です。
基本的なことであっても、実際にはなかなか実践できていないという人が多いと思うので、まずは以下の点に注意しながら過ごしてみましょう。
- 睡眠は時間だけでなく質を高めること
- 適度にストレス発散を
睡眠は時間だけでなく質を高めること
自律神経の働きを安定させて健康に過ごすには、睡眠の質を高める必要があります。
日々の睡眠不足や寝ても疲れが取れないと感じている人も多いでしょう。
睡眠の質を高めるためには、「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれる、寝入った直後の3時間です。
この3時間に深い眠りにつくことができれば、疲労の70%ほどが回復可能と言われています。
すぐに深い眠りにつくためには、寝室の環境を整えてより眠りやすい空間に作ることが大事です。
暗めの部屋にする、真冬は適度に暖めておく、リラックスできる空間にしておくといった対策を取ってみましょう。
また、深い眠りにつくためにはその前の入浴が肝心です。
入浴方法を正しく行うことで、自律神経を休ませる準備に入ることができます。そのポイントは、
- 寝る2時間前までには入浴を済ませておくこと
- お風呂の温度は38℃前後、10分程度浸かるので十分
といった点です。
深い睡眠を得るためには、体の深部体温を下げる必要があります。
そのため、湯船に浸かりすぎたり、寝る直前に入浴するのはよくないでしょう。
適度にストレス発散を
自律神経のバランスは、ストレスによっても大きく傾いてしまいます。
ストレスは大きな病気の原因にもなると言われますが、ストレスをずっと抱えた状態で過ごしていると自律神経は乱れ、精神面でも身体面でも不調を感じることが多くなります。
そこで、自分なりにストレス発散の方法を見つけておいて、適度に発散することが大切です。
気持ちをリラックスさせてゆったりと過ごせる時間を作ることで、日頃のストレスを発散し、自律神経のバランスを整えることができます。
- 読書を楽しむ
- 映画を見に行く
- ショッピングや友達とお茶を楽しむ
- 温泉に行く
など、心からリフレッシュできることを見つけて、ストレスを発散しましょう。
ストレスを適度に発散しておくと、職場や家庭内でもイライラを感じずに済みます。
人間関係で悩んでいる時も、深く落ち込むことは少なくなるでしょう。
それほどストレスは私たちの体に大きく作用するので、日頃から溜めないようにしておきたいですよね。
ストレスはつい溜めがちになってしまいますが、発散するのを忘れないようにしましょう。
自律神経改善は規則正しい生活から!
別れと出会いの季節である春は、大人になるとお酒を飲む機会が増えます。
翌日に二日酔いになってしまうほどお酒を飲んでしまったという人も多いかと思いますが、お酒の飲みすぎは自律神経に悪影響を及ぼします。
アルコールが自律神経の中枢を麻痺させるため、疲れを感じやすくなるからです。
お酒の飲みすぎによって乱れてしまった自律神経を整えるには、規則正しい生活や食事、質の良い睡眠が必要。
お酒を楽しく飲むためにも飲みすぎに注意しながら、自律神経を整える生活を心がけてみましょう。
自律神経が整うと体の調子は良くなり、毎日元気に過ごすことができますよ。