秋になると急に空気がひんやりすることもあり、体に冷えを感じることが多くなります。
朝晩と昼間の気温差が激しくなるため、風邪をひいたり体の不調を感じることも増えます。
秋の気候に合わせて感じやすい冷えやむくみ、原因は何なのでしょうか?
原因を知って正しく対処して、秋を快適に過ごしましょう。
目次
秋の冷えとむくみ、その原因は?
特に女性が感じやすい体の冷え、夏から秋に変わることでより一層感じるようになります。
そして、体が冷えることから感じることの多いむくみに悩まされている人も多いでしょう。
この冷えとむくみの原因は何なのでしょうか?
- 冷えの原因
- むくみの原因
冷えの原因
冷えの原因には、単に秋ならではの気候の他に自律神経に乱れが挙げられます。
寒暖差が激しくなることで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
交感神経と副交感神経がお互いのバランスを保ちながら機能している中で、バランスが乱れると血行不良を招きます。
この血行不良が冷えに直結し、手足が冷たい、お腹を触ると冷たいといった冷えの症状を感じるようになります。
秋の冷えの主な原因は自律神経の乱れということを知り、バランスを整えていくことが必要です。
むくみの原因
秋は、冷えと同時にむくみを感じることも増えます。
夏場は汗をかく機会が多いですが、秋になるとその頻度も徐々に減っていきます。
一方で、夏と同じように水分をたっぷり補給することが多いので、体内バランスが崩れてむくみを招きます。
さらに、体が冷えることから血行が悪くなり、むくみの症状を感じるようになります。
秋は冷え対策を上手に行っていくことで、むくみ対策にもつながると言えます。
秋の冷えやむくみはこう対処しよう!
秋になると感じることのある冷えやむくみ、以下のような対策法を実践して、体の調子を整えていきましょう。
- 体をしっかり温めよう
- 足の筋トレはむくみと冷えに効果アリ
- ストレスを発散して自律神経のバランスを整えよう
- 深呼吸を習慣にしてみよう
体をしっかり温めよう
冷えとむくみを取り除いていく上で欠かせないのが、体を温めることです。
冷えとむくみが起きている理由は、血行不良です。
この血行不良を改善していくために、体をしっかり温めることが大切です。
体を温める生活を始める上で、お風呂では必ず湯船に浸かる、生姜など体を温めてくれる食材を飲み物や食べ物に利用するといった対策を取ってみましょう。
秋は夜も急に冷え込むことがあるので、そんなときはゆっくりと体を温めましょう。
お風呂での過ごし方や食生活だけでなく、服装にも注意して過ごすことで冷えとむくみから体を守ることができます。
足の筋トレはむくみと冷えに効果アリ
むくみを感じるというとき、その症状が足で見られるケースがほとんどでしょう。
そこで、足の筋トレを始めてむくみと冷えを取り除きましょう。
むくみ改善を図るには、血行を促進しながら、余分な水分を排出していく必要があります。
第二の心臓とも言われているふくらはぎは、むくみを感じやすい部位なので、意識して筋トレをしてみましょう。
といっても、ふくらはぎを鍛えるための特別メニューを組む必要はなく、
- 日常生活の中で階段を使うようにする
- お風呂上がりにマッサージをする
- 軽くスクワットやかかとの上げ下ろしを行う
といった程度で十分です。
1日の終わりにマッサージをしながら、ふくらはぎのケアをしてみましょう。
翌朝すっきりと目覚めるためにも、おすすめの方法です。
ストレスを発散して自律神経のバランスを整えよう
夏から秋にかけて、自律神経のバランスが崩れがちになることから冷えやむくみを感じる場合もあります。
その自律神経のバランスを整えていく上で重要となるのが、ストレスです。
ストレスは大きな病気の原因にもなるので、適度に発散して溜め込まないようにしたいですね。
そこで、秋のストレス発散法としては、自分にとって楽しい、すっきりできるものを実践するというだけでなく、秋だからこそ快適に感じることも試してみましょう。
たとえば、蒸しタオルを作って目元を温めてみる、入浴剤に炭酸ガス入りのものを選びプチプチと弾ける感じを体感するなどといった方法がおすすめです。
さらに、秋になると日照時間が短くなる関係で気分が下がってしまうので、積極的に体を動かすことも大切です。
特に、手軽にできるウォーキングは幸せホルモンの分泌を促進するとも言われているので、1日15分でも良いので近くを散歩してみましょう。
日光を浴びながらテンポよく歩くのが、ポイントです。
ストレスは適度に発散しておくと良いので、ぜひ日常生活の中で対策を取ってみましょう。
深呼吸を習慣にしてみよう
普段私たちは当たり前のように呼吸をしていますが、意識して深呼吸をする機会は少ないでしょう。
しかし、深呼吸には驚くべき効果があり、副交感神経を活発にすることから血行促進に良いとされています。
深呼吸を行うことで横隔膜が刺激され、全身の血行が促進されます。
それと同時に腸の働きも活発になるので、便秘解消の効果も期待できるのです。
この深呼吸を5~10分間続ければ脳内のセロトニンも増えていくので、疲労回復にもぴったりです。
どこでも手軽にできる深呼吸、休憩の度に行うだけでも冷えやむくみ対策につながるでしょう。
普段あまり意識しない呼吸を深呼吸に変えてみるだけでも、むくみや冷え対策になるので、ぜひ実践してみましょう。
まとめ
オールシーズン、冷えに関するトラブルはつきものというイメージがある中で、秋は特に冷えとむくみの両方を感じやすい季節です。
夏から急に気候が変わり、気温が下がる関係で体は冷えを感じるようになります。
さらに、冷えからむくみへと発展していく恐れもあるため、早めの対処が大切です。
体を温める生活を心がけながら、ストレスの発散、深呼吸、足の筋トレなどを加えて、冷えとむくみ対策を始めましょう。
冷えは、さまざまな不調にもつながります。
冷えない体作りを秋のうちから意識しておくと、その後待っている寒い冬も元気に過ごすことができるでしょう。
秋ならではの特徴や冷えとむくみの原因を知り、少しでも早く対策を実践していきましょう。