幸せホルモンという言葉を聞いたことはありますか?
分泌されることで、心と身体が心地よさを感じられ、ストレス発散や疲れの解消に役立てることができるのが、幸せホルモンです。
そんな幸せホルモンの中でも、セロトニンとオキシトシンについてご紹介しましょう。
期待できる効果から、どのように増やしていけば良いのか、まで解説します。
目次
幸せホルモンって何?
心と身体において心地よさを感じられる幸せホルモンには、3つの種類(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン)があります。
その中でも、日々のイライラや疲れを解消してくれるのが、セロトニンとオキシトシンです。
2つの幸せホルモンが、私たちの身体にどのように働きかけてくれるのか見てみましょう。
セロトニン
「安心のホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、精神を落ち着かせ、ストレスを軽減させる力を持っています。
私たちの睡眠にも大きく関係しているホルモンです。
セロトニンがたくさん分泌されていると心は落ち着き、不足するとうつ病などに陥ることがあるのです。
そんなセロトニンからは、こんな効果が期待できます。
- 心身ともにリラックスできる(自律神経を整えてくれるため)
- ネガティブ思考からプラス思考に変わる
- 姿勢が改善される(首や背骨、顔などの筋肉が刺激されるため)
- 痛みを和らげる
セロトニンには心身ともにリラックスさせる作用があるだけでなく、姿勢や痛みにも働きかけてくれることがわかります。
オキシトシン
幸せホルモンの2つ目オキシトシンは、今ではさまざまな呼ばれ方をされているホルモンです。
癒しホルモン、思いやりホルモン、絆ホルモンなど、私たちの身体にプラスに働きけてくれます。
そんなオキシトシンからは、以下のような効果が期待できます。
自律神経を整えてくれるため、心身ともに落ち着き、不安から開放してくれるでしょう。
- 幸せな気分になれる
- 不安や恐怖心から開放される
- 脳と心が癒されるため、ストレスから開放される
- 人と関わっていきたいと思えるようになる
- 学習意欲や記憶力アップ
- 心臓の機能を上げてくれる
- 感染症などの病気を予防する
オキシトシンがたくさん分泌されると、身体と心には嬉しい変化が表れます。
不安な日々を過ごしている人、悩みがある人、身体が疲れ切りストレスが溜まっている人なども、幸せホルモンに注目して、今の状況から抜け出しましょう。
幸せホルモンの増やし方とは?
私たちの身体に良い効果をもたらしてくれるセロトニンにオキシトシン、日常生活ではどんなことに気をつけて過ごせばより分泌させることができるのでしょうか?
以下の方法を実践しながら、幸せホルモンをたくさん分泌させましょう。
動物とのスキンシップ
犬や猫、うさぎにハムスターなど、ペットとして飼われる動物が増えている中、動物とのスキンシップは私たちの体内で幸せホルモンを増やしてくれます。
動物を抱っこしたり撫でたりすることで、幸せホルモンは分泌されていきます。
人と動物が触れ合うことでストレスが緩和され、精神的に落ち着かせてくれるのです。
抱っこや撫でる行為は、私たち人間だけでなく動物側にも癒しを与えています。
動物とのスキンシップは、人と動物の両方に良い働きかけをしてくれるのです。
ハグなどのスキンシップ
ハグなどのスキンシップも、幸せホルモンを増やしてくれます。
ハグをしたときには、落ち着く、安心できるといった感情を抱くことが多く、オキシトシンがたくさん分泌されている状態でもあります。
オキシトシンは血圧の上昇を抑え、深い呼吸に導いてくれるため、心身ともにリラックスできるのです。
このとき、自律神経においては副交感神経が優位になっており、心身はよりリラックスした状態になっています。
恋人や家族、子どもとのハグを通して、幸せホルモンを分泌させましょう。
ハグはされる側もする側も、幸せホルモンを感じることができます。
毎日の生活の中で、ハグを取り入れるようにするだけでも心と身体の状態は変わっていくでしょう。
アロマオイルも幸せホルモンを分泌してくれる
幸せホルモンといえば、動物や人と触れ合うことで分泌されるイメージが強いでしょう。
しかし、身近にあるアロマオイルでもオキシトシンを分泌させることができるのです。
以下のアロマオイルには幸せホルモンを分泌させる作用があるため、ぜひ疲れたときには活用してみてください。
ゼラニウム
ストレスや緊張を軽減し、心身を安定させてくれる。ローズに似た甘い香りで、リラックスできる。
イランイラン
甘い香りによって、呼吸を整えたり緊張感を和らげる作用がある。
好みの香りと同時に、期待できる作用にも注目しながら、アロマオイルを選んでみてくださいね。
エステでのマッサージもおすすめ
自分へのご褒美や特別感を得られるエステでのマッサージも、幸せホルモンを分泌させることが可能です。
マッサージを受けることでストレスが軽減され、オキシトシンの分泌が活発になっていきます。
指圧マッサージでもアロママッサージでもよく、人の肌が触れ合っているのも幸せホルモンの分泌と関係していると言えるでしょう。
マッサージで身体がほぐれ、気分がすっきりすることから、日々の疲れやストレス、コリなども解消できます。
疲れて何も気力が起きない、癒されたいと感じるときはエステでマッサージを受けてみるのもおすすめです。
ラグジュアリーな空間で、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
幸せホルモンをたくさん分泌して、元気に過ごそう!
セロトニンやオキシトシンといった幸せホルモンは、日常のちょっとしたことでも増やすことができます。
たくさん分泌することで、心身ともに落ち着き、調子の良い日が続くようになるでしょう。
自律神経のバランスも整うので、毎日快適に過ごすことができます。
幸せホルモンを分泌させるポイントを押さえ、日々の生活で実践してみてください。
人や動物との触れ合いを心がけるだけでも、幸せホルモンはたくさん分泌させることができます。