現代の生活には、スマートフォンとパソコンが欠かせないですよね。
仕事ではパソコンを使い、自分の時間を過ごすときにもスマホでインターネットをしたり音楽を聴いたりという人が多いでしょう。
このように、PCやスマホとても便利なものですが、ずっと使っていると「目が疲れた」「頭が痛い」と感じることもあります。
これはスマホやパソコンの使いすぎによって、体に異変が生じているサインです。特に、IT機器によって自律神経が乱れてしまうケースがあるのです。
そこで今回は、パソコンやスマホが私たちの体に与える影響と、改善方法を紹介します。
目次
パソコンやスマホは自律神経に影響を与える?
パソコンやスマホ、気がついたら1日に何時間も画面を見ているという人も多いのではないでしょうか?
仕事でもパソコンがなくてはならない時代になり、携帯電話はいつの間にかガラケーからスマホへと変わりました。さらに、スマホの登場で次はアプリが広まるようになり、ゲームやインターネットなどあらゆることができるようになっています。
ただし、生活のなかでとても便利な存在であるパソコンやスマホですが、私たちの体にとってはあまり良いものではありません。
パソコンやスマホを長時間操作しているときは、常に目を酷使しています。これは、画面からブルーライトという強い光が出ていることとも関係しています。
画面に熱中してしまって目の奥が重くなる、頭痛や吐き気を感じたことがある、といったような不調を感じたことのある人も多いでしょう。
この不調が起こる要因のひとつに、自律神経の乱れが挙げられます。
パソコンやスマホの画面を近くで見続けていると、目の周りにある毛様体筋が緊張した状態が続きます。
そして、ブルーライトに接する時間が多くなるほど交感神経が優位に働く時間が長くなり、自律神経のバランスが崩れ、リラックスさせてくれる副交感神経の働きが弱くなってしまうのです。
自律神経の乱れによって起きる不調とは?
スマホやパソコンの画面を長時間見ていると、目がダメージを受けるだけでなく、自律神経にも悪影響を及ぼします。
この自律神経の乱れによって、どのような不調が現れるのでしょうか?
パソコンなどを使う機会が多い人は、不調が現れていないかチェックしてみてください。以下のような不調が出ている方は、もしかしたら自律神経のバランスが崩れているかもしれません。
- 肩こり
- 頭痛
- 不眠
- イライラ
- 疲労感
- 吐き気やめまい
- 視力低下
ブルーライトによる影響は、こんなにも多いのです。
上の項目に1つでも当てはまる人やパソコンで目が疲れたと感じることが多いという人は、ブルーライトによる影響を受けていると考えられます。症状が悪化する前に対策を取っていくようにしてください。
パソコンやスマホと上手に向き合っていく方法
ブルーライトは私たちの体にさまざまな悪影響を及ぼすことが明らかになっています。
その悪影響の中には日頃の生活にも支障をきたすものがあります。悪化する前に対処しておくことで体の不調を改善することができるでしょう。
そこで、日常生活のなかでパソコンやスマホと上手に向き合っていく方法をご紹介します。
- 疲れた目を温めてみよう
- ブルーライトをカットするメガネを活用
- 1時間おきに休憩を挟む
- 寝る1時間前は画面を見ない
疲れた目を温めてみよう
パソコンやスマホを見ている時に使っているのは目です。その目が受けるダメージが体全体の不調へとつながっていくので、そんなときは目を休ませてあげましょう。
ここでご紹介する方法は、ちょっと画面から目を離してできるケアなので、いつでも簡単に実践できます。
蒸しタオルで目を温める方法
1)水で濡らしたタオルを固く絞っておく
2)電子レンジで1分加熱する
3)目をつぶって、まぶたの上に蒸しタオルを1分以上乗せる
じんわりと蒸しタオルの温かさが伝わってきて、心身共にリラックスもできます。
目の周りを温めて筋肉を緩めてあげることで、副交感神経が優位になりますので、1日1分だけでも目を温めて休ませる時間を作ってあげましょう。
ブルーライトをカットするメガネを活用
パソコンやスマホの画面から出ているブルーライトが体に悪影響であるということから、最近はブルーライトをカットするメガネも人気です。
このメガネを使うのと使わないとでは、PCやスマホの画面の明るさが大きく変わり、目への負担も軽減されます。1つ持っておくとパソコンなどの画面を見る時に利用できるので便利ですよ。
1時間おきに休憩を挟む
仕事が忙しいと長時間パソコンと向き合ったままということもあるでしょうし、ついスマホに熱中してしまって数時間が経過していたなんてこともあるはず。
長時間、同じ体勢で画面を見続けるのは体に負担がかかるので、「1時間経ったら休憩する」と決めるなど、メリハリをつけると良いでしょう。
PCやスマホを使い続けて、1時間が経過したら、肩や首のストレッチ、目をつぶってしばらく休むのもよいでしょう。遠くの景色を見ながらお茶を飲むというのも、目の休養につながります。
一旦画面から目を離して過ごすというのがポイントになります。ずっと椅子に座って画面を見ているよりも、合間に休憩を挟んだ方が作業の効率も上がります。ぜひ1時間おきに休憩を挟むことを意識してみましょう。
寝る1時間前は画面を見ない
寝る直前までパソコンやスマホの画面を見ているという人も多いと思いますが、しっかりと深い眠りに導くには寝る1時間前には画面を見ないようにしたいところです。
そして、ゆっくりと心を落ち着かせた状態で、眠りにつくようにしましょう。
布団に入ってからスマホをいじっている人も多いかもしれませんが、これは眠りを妨げることになるのでよくありません。
しっかり眠っているつもりでも朝なかなか起きられない、寝ている気がしない、などの不調を感じるようになります。
何時に寝るか決めたら、そこから逆算して1時間前には画面を見ないようにしましょう。
自律神経の乱れへの対策はお早めに!
女性にとって最も気になる自律神経の乱れは、上記のとおり意外なところから生じます。
自律神経のバランスが崩れると、体のあちこちに、いろんな影響を及ぼしてしまいますから、パソコンやスマートフォンを使う際は、しっかり対策を取ってください。
早めに対策を取っておくと体の不調を悪化させずに済みます。
それでも、もし自律神経の乱れによる体の不調を感じたら、ぜひ自律神経に関するプロのエステティシャンにご相談くださいね。