ちょっとした不調を感じるとき、お腹を壊すことはありませんか?
下痢や便秘といったお腹のトラブルは、日常生活にも支障をきたすので困ります。
特にストレスを強く感じているときには、過敏性腸症候群を発症している可能性があります。
過敏性腸症候群の原因と改善法についてご紹介しましょう。
目次
過敏性腸症候群とは?原因って何?
現代人の多くがかかっているという過敏性腸症候群、その原因はいくつも考えられます。
その中から今回は、ストレスや自律神経といった点から原因を探っていきましょう。
過敏性腸症候群とは
大事な受験やプレゼンなどのときにお腹をくだしてしまう、悩んでばかりいると下痢を繰り返してしまう・・・このような症状があらわれたら過敏性腸症候群である可能性が高いです。
小腸や大腸は問題なく健康なのに、お腹の痛みや便通に関するトラブルを抱えるようになります。
日々不安や悩みなどを抱えているときに起こりやすい症状の一つで、肝心なときにお腹が痛くなってしまうケースが多いです。
そのため、会社や学校などの場で緊張してしまい、常に不安な思いに駆られてしまいます。
原因のほとんどがストレス
過敏性腸症候群の原因は人によって異なるものの、その多くがストレスとなっています。
脳と腸は密接に関係しており、脳がストレスを感じることで腸にも影響が及ぶのです。
特に、ストレスを抱えているのにそれを表に出せず自分の中にしまいこんでしまっている人が過敏性腸症候群に陥りやすいです。
ストレスを抱えた状態で過ごしていると、不眠や不規則な生活になりやすいため、ますます身体のリズムを乱してしまいます。
自律神経失調症が原因になることも
お腹を下しやすい、ストレスが溜まっていることで過敏性腸症候群になることが多いですが、自律神経失調症によって症状を感じることもあります。
この自律神経失調症もストレスによる影響が大きいです。
交感神経と副交感神経のコントロールがうまくできなくなり、腹痛や下痢、便秘といったお腹の症状以外にめまいや動悸、ほてり、頭痛など様々な不調を感じるようになります。検査をしても異常が見られない場合、自律神経失調症と診断される人も多いです。
自律神経失調症を改善していくためにもストレスと上手に付き合う必要があるため、一度感じた不調をすっきり解消していくにはそれなりの時間もかかります。
過敏性腸症候群のうえ自律神経失調症にまでかからないよう、早めのケアが肝心です。
過敏性腸症候群のケア方法
一度かかると厄介な過敏性腸症候群、日頃のケアとしてはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
ここでは、過敏性腸症候群のケア方法についてご紹介します。
ストレスを解消していくことが何よりも大事
過敏性腸症候群はストレスを多く抱えていることで自律神経のバランスが乱れ、お腹の不調を感じることが多いです。
そこで、原因となるストレスを解消していくことが何よりも大事です。
ストレスが軽減されるだけで、トイレに駆け込む回数も減るでしょう。
ストレスを抱え込んでしまう人にとっては解消するのが難しいとも思えますが、とにかくリラックスすることを心がけてみましょう。
お風呂にゆっくり浸かる、好きな本を読んで楽しむ、美味しいものを食べるなど、嫌なことを忘れられる何かをするのがポイントです。
身体の力を抜いて気分がすっきりすることを見つけ、楽しんでみましょう。楽しみのために仕事を頑張るという考え方も良いですよ。
規則正しい生活も心がけよう
ストレスを適度に解消することを意識しながら、規則正しい生活も心がけましょう。
同時に意識することで、より早く過敏性腸症候群の症状を落ち着かせることができます。
毎朝決まった時間に起きる、食事は一日3回きちんと食べる、夜はお風呂で身体を温めてから早めに休むなど、基本的な部分を見直してみましょう。
生活リズムを整えるだけでも、気分がすっきりとし体調が良くなります。
身体がだるく、お腹が痛くなると思うとなかなか次の行動に移せない、そんな悪循環に陥っている人はできることから生活の改善を図ってみてください。
無理をせず病院にかかることも大事
自身できるケア方法を実践しながら、なかなか体調が戻らないというときは無理をせず早めに病院へ行きましょう。
内科や心療内科を訪れ、気になる症状について先生に相談すると良いです。
そのうえで、過敏性腸症候群を改善するための薬を処方してもらえます。
整腸剤や下痢止め、漢方薬などを処方されることが多く、身体が辛いと感じたときに早めに相談してみましょう。
無理をしているとますます日常生活に支障をきたすようになり、悪循環となってしまいます。
自律神経を整えるため姿勢にも気を付けよう
自律神経の乱れも過敏性腸症候群に影響しているため、自律神経を整えるためのポイントを実践するのもおすすめです。
なかでも注意したいのが、日々の姿勢です。
背骨や骨盤には多くの自律神経が通っているため、姿勢の悪さによって乱れが生じることがあります。
腸も自律神経によって支配されているといってもおかしくないので、自律神経を整えるために姿勢を意識してみましょう。
内臓の疲れも自律神経の乱れによる影響が大きいとされているので、姿勢を改善して整えていくことで過敏性腸症候群の症状も気にならなくなってくるでしょう。
プロの手を借りて体調を整えるのもおすすめ
過敏性腸症候群は、日々の生活に気をつけながら自律神経を整えストレスを軽減していくことで改善されていきます。
しかし、自分一人では難しいときもあるでしょう。
そんなときはプロの手を借りて体調を整えていきましょう。
エステサロンで腸もみや身体のバランスを整える施術を行なっているところも増えています。
自身の悩みや不調に合わせて、信頼できるサロンを利用してみましょう。定期的に通うことで、身体に嬉しい変化を感じるようになります。
スタッフのアドバイスも参考にでき、リラックスできる空間でのんびり過ごせるので日頃の疲れも癒すことができますよ。
ぜひ自宅や職場近くに良いエステサロンがないか、調べてみましょう。