夏が訪れ、薄着になると気になるのが、体についてしまった脂肪でしょう。
その脂肪はセルライトとなって、目に見えて現れてくるので太ももやふくらはぎといった部位で悩みを抱えている人も多いことと思います。
そんなセルライトを、何もせずに放置しているとどうなるのでしょうか?
夏に気になるセルライトの原因と落とし方を解説します。
目次
セルライトの原因とは?
気がついたときに出来てしまっているセルライト、なぜ出来るのでしょうか?
まずセルライトができる原因は、1つに絞ることができません。
日常生活におけるさまざまなことが影響して、セルライトは出来てしまいます。
たとえば、運動不足の状態が続くと、基礎代謝が低下し筋肉量が減っていくのでセルライトが出来やすくなります。
適度に運動をしている人としていない人とでは、セルライトにも違いが見られます。
また、喫煙によってもセルライトを招きます。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため、血流を悪化させてしまいます。
その結果、冷え性になるリスクも高まり、セルライトが蓄積されていきます。
運動不足や喫煙の他に、睡眠不足や食生活も深く関係しています。
睡眠不足が続くと、自律神経が乱れて代謝機能が低下してしまいます。
結果、セルライトが出来やすい体になってしまうので、睡眠不足も危険なのです。
食生活に関しても、甘いものや脂っこいものを多く食べていると、セルライトは出来やすくなります。
脂肪が蓄積されていき、それがセルライトとなって現れてきます。
さらに、添加物を多く含む食品も太りやすくなるため、セルライトの原因となります。
このように、セルライトができる原因は私たちの日常生活の中にたくさん潜んでいるのです。
セルライトをそのまま放置したらどうなる?
気がついたらできてしまっているセルライト、そのまま放置しているとどうなるのでしょうか?
セルライトを放置することで起きる可能性のあるリスクについて解説します。
- 血栓症や水腫などの病気を招く
- 内出血になる確率が高くなる
血栓症や水腫などの病気を招く
長年放置したままひどくなったセルライトは、血栓症や水腫といった病気を招きます。
血栓症とは、血管に血栓ができて、血液の流れが悪くなってしまう病気です。
血栓症は心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める怖い存在でもあるので、油断は禁物です。
また、水腫になるリスクも高まるので注意が必要です。
水腫とはむくみの1つであり、細胞内に水分が溜まって腫れてしまう病気です。
この水腫は内臓疾患を患っている場合にも現れる症状なので、過信せずに様子を見ておくことが大切です。
内出血になる確率が高くなる
セルライトをそのまま放置していると、毛細血管が切れやすくなります。
いくら細い毛細血管でも、そう簡単に切れるものではありません。
しかし、セルライトの蓄積によって切れてしまう場合があります。
毛細血管が切れると内出血が起こり、アザができたような見た目になってしまうので困ります。
セルライトの効果的な落とし方を教えて!
薄着になるとよくわかってしまうセルライト、どのように落としていけばよいのでしょうか?
ここでは、セルライトの効果的な落とし方について紹介しましょう。
- 筋トレ+有酸素運動でセルライトを落とす
- マッサージで脂肪を揉みほぐす
- むくまないよう食べ物に気をつける
- しっかり体を温めることも大切
筋トレ+有酸素運動でセルライトを落とす
一番シンプルな方法が、筋トレと有酸素運動を行うことです。
特にセルライトが目立ちやすい太ももに関しては、脂肪細胞を小さくすることが大事。
その脂肪細胞を落とすのに効果的なのが、筋トレと有酸素運動なのです。
自分にとってやりやすい筋トレを選び、ウォーキングやジョギングなどの続けやすい有酸素運動を続けてみましょう。
徐々にセルライトが目立たなくなってきて、効果が現れるのを実感できます。
マッサージで脂肪を揉みほぐす
セルライト除去といえば、エステサロンでは揉みほぐす施術が欠かせません。
この時に痛みを感じることもありますが、マッサージを行なうと血行が促進されるので脂肪が燃焼されやすくなります。
気持ちがいいと感じる程度でよいので、セルライトが気になる場所をマッサージしてみましょう。
たとえば、太ももであれば、内側、外側、裏側と部分別にマッサージを行うと、全体をまんべんなく揉みほぐすことができるので、おすすめです。
自分の手でマッサージをしてもよいですが、最近はセルライト除去にぴったりなローラーなどのグッズが販売されているので、そちらを使ってマッサージするのも効果的でしょう。
むくまないよう食べ物に気をつける
体のむくみが解消されることで運動の効果もしっかり感じられるようになるので、日頃の食べ物にも注意してみましょう。
特に、むくみ解消に効果的なカリウムを豊富に含む食品を意識して摂取することをおすすめします。
カリウムはキウイやアボカド、キュウリ、りんご、いちごなどの生の果物や野菜に多く含まれているので、1日2~4グラムを目安に摂取してみましょう。
食後にいちごやキウイを食べるだけで十分補給できる栄養素になるので、むくみを悪化させないためにも食事内容に注意してみましょう。
しっかり体を温めることも大切
冷えやむくみによってセルライトはできやすくなるので、日頃から体を温めておくことも大切です。
そのため、入浴する際には湯船に浸かるようにし、時間に余裕があるときには半身浴をしてみましょう。
汗が出てくるくらい浸かっていると、血流が良くなっていき、代謝も活発になるのでセルライト除去につながります。
セルライトを蓄積させないためにも、毎日湯船で体を温めてみましょう。
自分だけでセルライトを落とせないときは・・・
薄着になると気になるセルライト、原因や対処法を知り、増やさないように意識することが大切です。
セルライトを自宅で除去する方法にはいくつかありますが、実践しても効果を感じられなかったという人は、エステサロンも利用してみてください。
自分だけで解決できないときには、ぜひプロの助けを借りましょう。