梅雨になると、半袖でも肌寒い日があったり、雨で日差しが届かなったりします。
そこで、感じることがあるのが梅雨冷えです。
夏が近づいているはずなのに手足が冷える、身体が寒く感じるなどの悩みを抱えることがあります。
では、梅雨冷えはなぜ起きるのでしょうか?原因を知り、早めの対処で冷えから開放されましょう。
目次
梅雨冷えとは?原因もチェック
梅雨冷えとは、一体どのようなものなのでしょうか?原因や症状について、解説します。
梅雨冷えの原因について
梅雨の季節は、晴れている日は暑さを感じるほどなのに、雨が続いたり夜になると急に肌寒く感じるといった日が来ます。
服装に悩んだり、身体が寒さを感じることでいつものように活発に動けなかったり・・・。
人によって抱えている悩みはそれぞれ異なるでしょう。梅雨冷えの原因は、いくつか考えられます。
ヘモグロビンの量や質の変化
この梅雨冷えの原因は、ヘモグロビンの量や質が大きく関係しています。
ヘモグロビンは全身に酸素を届けるという役割を持っているのですが、これが不足することでエネルギーを生み出せなくなり身体は冷えを感じるようになります。
ヘモグロビンが減ってしまう理由としては、体内の鉄やタンパク質不足の影響が大きいです。日々の食事内容も関係して、梅雨冷えを感じている恐れがあります。
自律神経の乱れ
梅雨の時期は、気温や天候が乱れがちです。気圧や気温などの上がり下がりが激しいと、私たちの体内にある自律神経にも乱れが生じます。
自律神経が乱れると血行不良が起き、結果的に身体は冷えを感じるようになるのです。
食べ物によって冷えを悪化させている恐れも
6月頃といえば、食卓には徐々に夏野菜も登場するでしょう。また、冷たい麺類やサラダなどを食べる機会も増えます。
このように冷たいものを食べる機会が増えることで、梅雨冷えを悪化させている恐れがあるので注意しましょう。
冷えを感じやすい梅雨時は、温かいものを食べるのもおすすめです。
こんな症状を感じたら梅雨冷えかも
自分が梅雨冷えかどうか確かめたいというときは、以下のセルフチェックがおすすめです。
こんな症状を感じたら、梅雨冷えになっているかもしれません。
早めに対処できるよう、チェック項目を確認してみましょう。
- 気温が低めの日や、雨の日に冷えを感じることが多い
- 入浴はシャワーのみで済ませている
- 冷たい飲み物や食べ物をとることが多い
- エアコンが効いた部屋にいる時間が長い
- 日ごろ運動不足である
- 食事の時間は不規則、朝食は食べないこともある
上記6つの項目を確認して、1つでも当てはまる部分があったら梅雨冷えを疑ってみましょう。
セルフチェックを行ない、梅雨冷えかもしれないという人は、以下に記す対策を取って冷えを解消していきましょう。
梅雨冷えから身体を守るには?対処法一覧
梅雨冷えは、梅雨時に感じる冷えであるため対策が怠りがちになりやすいです。
そこで、対処法を知って、さっそく身体を温めていきましょう。
温かいものを飲んだり食べたりしよう
梅雨冷えをはじめ、あらゆる冷えに効果が期待できるのが、温かい食べ物や飲み物を摂取することです。
飲み物を常温またはホットにするだけでなく、食事においても加熱するよう心がけましょう。
サラダや冷麺、そうめんなどは身体を冷やしてしまいます。
旬の野菜も加熱したメニューを作るようにし、食事や飲み物から身体を温めていきましょう。少し気をつけて生活するだけでも、身体が感じる冷えは減ってきます。
鉄やタンパク質、EPAを積極的に摂取しよう
梅雨冷えは、ヘモグロビンの量や質の変化も関係しています。
そこで、食事においては身体を温めるものを食べるよう心がけながら、栄養素についても注目してみましょう。
血液の質を改善し巡りを良くしていくためには、鉄やタンパク質、EPAといった栄養素が欠かせません。
これらの栄養素を効率よく摂取したいなら、青魚がおすすめです。缶詰でも栄養素はたっぷり含まれているので、手軽にできるメニューを試してみましょう。
スープや煮物、炒め物などに活用すれば、コクのある美味しい料理が出来上がります。現代人は魚不足とも言われているので、肉よりも魚を食べるようにするだけでも梅雨冷え対策につながるでしょう。
シャワーだけでなくしっかり湯船に浸かる
梅雨になると、ジメジメ暑さを感じることもあります。そんなときは、手軽にシャワーだけで入浴を済ませている人もいるでしょう。
しかし、そんなときこそ身体は冷えを感じやすいです。シャワーだけではなく、湯船にしっかり浸かりましょう。
オールシーズン湯船に浸かるよう心がけるだけでも、季節によって感じやすい冷えを解消できます。
湯船の温度は熱すぎると20分ほど浸かるのも難しくなるため、ぬるめの38℃くらいに設定すると良いでしょう。
入浴剤を入れたり、読書を楽しんだりすることで、しばらくのあいだ浸かることができるでしょう。
靴下を履く
梅雨の頃になると、蒸し暑さを感じることも多くなるため、できるだけ涼しい格好で過ごしたいと思うでしょう。
しかし、梅雨冷えの症状を感じているときは、手足の先も冷たくなっています。
そこで、薄手でも良いので、靴下を履くようにしてみましょう。靴下を履いているだけで、エアコンのかかっている部屋でも寒さを感じにくくなります。
シーズンになると、夏用の肌触りの良い靴下も見かけるようになります。靴下の素材を考えることで、梅雨時も快適に過ごせるでしょう。
終わりに
梅雨になると、気温が上がってくる一方で肌寒く感じることもあります。
そんなときに感じやすいのが、梅雨冷えです。梅雨冷えは、自律神経に乱れが生じることで感じるとされています。
改善していくためには、日々の食事や飲み物、衣類や入浴の仕方などを見直し、身体を冷やさない生活を心がけましょう。
継続して実践できる対策を行なうことで、梅雨冷えを感じずに梅雨の季節を快適に過ごすことができます。